美味しいぶどうのために!山梨でお手伝いしてきました
今回の産地訪問はこれからの夏秋にとてもおいしい桃とぶどうを届けてくれる、グルッペお馴染み山梨の堀河さんの畑です。
堀河さんの産地訪問といえば毎年4月に行われる恒例の桃の花見のイメージですが、今回はぶどうの房切りをしてきました!私は初体験だったのでぶどうの房切り?どんな作業をするのか?ワクワクした気持ちでいざ畑へ。
畑へ着くと堀河さん夫妻と息子さん、ご近所のお手伝いの方が温かく出迎えてくれました。久しぶりの再会にしばしほっこりし、辺り一面に広がるぶどう畑に感心しながら作業開始です。房切り、字の通り房を切る作業です。ぶどうの枝にある房を規定の長さに調節し、不要な房を切る。形の良いきれいなぶどうを作るためにとても重要な作業です。地域や、園地の大きさによっても異なりますが、ぶどうの花が満開になるまでの、概ね1週間程度で終わらせなくては、「ダラ房」と呼ばれる形の悪い房になってしまいます。単純作業ですが実は大事な作業。そんな作業を我々にまかせて良いのか?と思いながら、慎重に房切りを始めます。ちなみに今回行ったぶどうの品種は巨峰です。房切り前は花穂が約10 ㎝あり、それを房切りし5㎝~6㎝ぐらいに整えます。不要な房を切る際、こんなに落として大丈夫なのか少しもったいないような気もしますが、美味しいぶどう作るにはこれで良いのです。慣れない作業を黙々とする我々に、多くの気づかいをしてくれる堀河さん。本当は急ピッチでやらなければいけない作業なのに申し訳ないです。少し慣れた所でお昼ご飯!実は堀河さん、野菜が大好きで趣味でレタスやかぼちゃ、ごぼう等作っています。(出荷はしていません)堀河さんの畑で採れた野菜を使用したお昼ご飯、とても美味しかったです!ご馳走様でした!
そして、午後も房切り開始。作業中に息子さんから「慣れてくると肩や腕が痛くなってくるから。」といわれその意味を後ほど知ることになります。房を切り整える、ひたすら同じ作業を繰り返し、そんな中、少し気分転換ということで、桃の木を見に行きました。7月初旬に出荷されるあの美味しい桃は、まだ小さく梅の様な色と形をしていました。これを袋掛けして色が変わるのを待つのみとおっしゃっておりました。後一カ月と少しであの桃になると考えると驚きです。ただ、4月に山梨県は過去にない寒さで霜が降り、花が凍って受粉が出来ず、実ができなかった地域もあるそうです。堀河さんも「過去にこのようなことはない。今までで初めての経験。」とおっしゃっていました。
なんだか不安ですが、美味しい桃を皆待ち望んでいるので、「頑張れ桃!」と言いたいです。そして作業も終盤、我々スタッフもだいぶ慣れピッチがあがり次から次へとこなしていきます。慣れることによって顔と腕を上げたままこなすので、段々肩や腕が悲鳴を上げます。さっき言っていたことはこういうことかと思い、それでも少しでもお役に立てればと思い踏ん張りました。秋にぶどうがお店に並ぶまで、このような過程があることがわかり、ほんの一部だけの作業でしたが農業の大変さを体験でき勉強になりました。
夏の桃、秋のぶどう、今年も美味しいという多くのお客様の笑顔が見られることを楽しみにしています。
堀河さん、ありがとうございました。
(吉祥寺店 窪田)