グルッペ通信「グルッペファームで田植えしてきました!」7月号

グルッペファーム 田植え

グルッペファーム 田植え

私、研修生月田。野菜を知り尽くす八百屋を目指してグルッぺに入社しました。グルッぺに入社した理由が主に二つあります。一つはまかない。食い意地が張っているというのもありますが(笑)、実際に売っている物をいろいろな調理法で食べさせてもらえる。料理初心者な私としても大変勉強になるということ。そしてもう一つが、グルッぺファームの存在です。食の改善のためには、安心で美味しい野菜たちが必要です。それらを間近に育て、学び、伝えていく場所。グルッぺファームは私にとって一大ムーブメントだと思いました。
そして入社して2カ月の私にも、そのチャンスが巡ってきたのです。この日が来るのを待ちに待っていました!
今回は田植え!日本人の食生活の原点だと思います。もちろん農薬や化学肥料や除草剤は使いません。30センチ×30センチ。これは、今回私達が苗を植えた間隔です。一つ一つの苗に土からの栄養を行き渡らせるために一般より広く間隔を取りました。9人が並んで目印に目がけ一斉に苗を植える。また、30センチ後退をして一斉に植える。ここで大切なのは苗を優しく植えること。深すぎず、浅すぎず。深すぎると育ちにくく、浅すぎると風で倒れてしまう。そのギリギリで植える。
「リズム!リズム!」と掛け声をかける人や、リズムに乗り切れない人を応援してくれる人、みんな一つになって頑張りました。田植え初体験の私は、足を取られないようにしながら、優しく苗を植えていくのに四苦八苦でした。繰り返すこと5時間。私はとうとう最後までリズムに乗ることは出来ませんでしたが、苗を優しく「元気に育ってくれ♥」という想いだけは込め、なんとか手作りの30センチ間隔が出来上がりました。一方隣の田んぼでは、機械を使って同じことを1時間程でやってのけていました。隣に比べると私達の田んぼは、苗の間隔が広い分少し頼りなさげにも見えましたが、私の植えた健気な苗達が我が子のように思え(月田未婚)、愛おしくさえなりました。
実は私は、幼少よりアトピー性皮膚炎を患っており泥水に触れることが少し不安でしたが、苗を植え泥に触りながらもまったく荒れず、痒くもならず、それどころか心地の良い感覚になっていました。天然の泥パック効果だったのでしょうか?
その後は畑を見学し、ネギ畑の雑草取りと土寄せを経験しました。
あっという間の1日でした。

東京に帰って来てからも、興奮冷めやらず私は田んぼや畑のことが気になり、考えるだけでは飽き足らず、一週間後に単独でグルッぺファームを再訪してきました。心配だった田んぼの苗はたったの一週間で驚くほど根付き引っ張っても抜けないほどにまで成長していました。倒れている苗もほとんどなく、健気に思えた我が子達は立派に立っていました。その脇に栄養を奪い取ろうとヒエなどの草が生えてきていたので除草してきました。私の愛しき稲・野菜たちよ。私は今田んぼと畑に夢中です。“Viva田んぼ!Viva畑!”皆様に私のこの熱い想い届くかなぁ~?(荻窪店 月田)

 

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